新学年ももうすぐ始まりますが、嫌な天気が続く今日この頃です。
少し前に、(旧)中1の学年末テストの結果振り返りをしていたのですが、
その中で、オイラーの多面体定理の問題が出ていました。
この定理自体は非常に単純なもので、
(頂点の数)-(辺の数)+(面の数)=2
が多面体において常に成り立つよ、というものです。
そしてこの定理、というか式が中1の数学の教科書にのっているらしく、
それが学年末テストの穴埋め問題に出ていました。
僕が思うにですが、数学というのは、
①定義を正しく覚えること
②定理や、公式が、なぜ成り立つのかを理解すること
がまず大切なのではないかと思っていますし、
そのことを授業でも意識しています。
オイラーの多面体定理の証明は、中学一年生が理解するのは非常に難しいものです。
教科書に載ってる式だから丸暗記してね、テストに出るからね、
というのは、数学の先生として如何なものなのだろうか・・・・
と思わずにいられませんでした。
これから数学を学ぶ人、改めて数学の基礎を学びたい人たちには、
基本=定義とそこから導かれる定理
を大切に勉強してほしいと思います。
Comments